LPIC Lv1試験を受験します。
以前こんな記事を書きました。
stonebeach-dakar.hatenablog.com
思いっきり間違ってるんですが、反省のためそのまま残しています。
こういうことがあって、Linuxのちゃんとした知識をつけたいなーと考えていました。
それだったら、いっその事LPIC試験合格というわかりやすい目標をつくることで、
勉強に身が入るかな、という理由で、LPIC試験を受けることにしました。
今回はLPIC試験についての記事を書いていきます。
【要注意】この記事は2016年11月時点での情報です。今後変更される可能性があります。
最新情報は、以下のHPを確認してください。
www.lpi.or.jp
LPIC試験とは
LinuxというOSの技術者の認定試験です。
カナダにあるNPO法人/Linux技術者認定機関「LPI(エルピーアイ)」が主催しており、国際的な標準で認定されるため、
日本だけではなく外国でも通用する資格となっています。
ちなみに問題文はちゃんと日本語になっていますので日本人でも安心して受験できます。
次から各レベルについて書いていきます。
Lv1
LPIC試験の登竜門。レベル1と侮るなかれ、勉強を怠れば容赦なく落ちる程度には難しい。
101試験、102試験の2試験合格でLPIC Lv1に認定されます。
受験料はそれぞれ¥15,000になりますので2つ合わせて¥30,000。
国家試験の情報処理技術者試験とは違い、ベンダー系資格なので受験料が高くなるので落ちたら痛い。
(それでも、OracleMasterに比べれば全然安いんですが・・・)
ちなみに、どちらかの試験に合格後5年以内にもう片方の試験に合格しなければ、認定されません。
2つの試験を同時に受けることもできますし、今月は101、来月は102と分けて受けることももちろんOKです。
IPAが発表しているITSS(ITスキル標準)という基準があり、どの資格がどのレベルに対応しているか〜という
一覧表があるのですが、このLv1試験はITSSのレベル1に位置づけられており、ITパスポート試験と同レベルとなっています。
ITパスポートは出題範囲は広いもの浅い、LPICは狭く深いだけで難易度的には同じということなんでしょうか。
※難易度関係なしで適当につけた可能性もあるけど
目安にしかならないですが、興味あれば以下のHPをご参照。
http://www.ssug.jp/docs/isv/ISVMapVer10r1.pdf
Lv2
情報処理技術者試験違ってLv1を飛ばしてLv2は受験できないので要注意。
より実務サイドに近いとか、なんとか。
まだ受けないのであんまり調べてない。
ITSSではレベル2に位置づけられており、基本情報技術者同レベル。
Lv3
Lv1, Lv2と違い、試験が3種類(300, 303, 304)あり、それぞれ異なる分野の問題となっています。
また、どれか1つを取れば、その分野のLv3資格を持っていると認定されます。
その性格上、1試験の受験料が¥30,000と2倍の金額になっているので、落ちるととても痛い試験になります…
ITSSではレベル3に位置づけられているので、応用情報技術者と同レベルとなります。
でも多分応用情報技術者試験よりずっと難しい。受験料的に。
出題範囲
101試験
101試験はLinuxの概要、アーキテクチャ、基本的な操作法歩に関する問題がメインになります。
102試験
102試験はより実務に近く、データ処理やシステム・ネットワーク関係の問題がメインになって来ます。
LPIC試験合格のメリット
LPIC試験は、ITエンジニアのキャリアアップに役立つ資格・試験の
ベンダニュートラル分野で1位に輝いています。
@IT自分戦略研究所 読者調査(5):ITエンジニアが選ぶ実務/キャリアアップに役立つ資格ランキング - @IT
また、8年連続エンジニアが取りたい資格1位となっています。
www.lpi.or.jp
今後Webアプリが更に活発化し、サーバー管理・構築ができる人間はますます必要になると言われていますので、
ITインフラ業界への転職などにもアピールポイントにできるかもしれません。
今後、サーバーOSはRHELを始めとするLinuxの利用がますます増大すると言われていますので、
これからのITエンジニアには必須知識になってくるかもしれません。
試験対策
受験方法
自分は静岡県東部に住んでいるので、静岡市の試験センターで受験できるようです。
以前Ruby認定技術者Silverを受験した時にも利用しているので、会場については問題なし。
ただし近場に時間を潰せる場所がないのでうまいこと時間の調整が必要です。
ちなみに近場にあるカフェは女性客ばっかりで場違い感MAXだったのでも行きたくない(えー
あと応用情報技術者試験で骨折した状態で受験して大変だった
stonebeach-dakar.hatenablog.com
ので、骨折がちゃんと治ってから受験しようと思います。
応用情報技術者試験とちがい、いつでも予約した日時で受験できる試験なので,
1月に101試験合格、2月に102試験合格という目標でやっていきます。
書籍・HP
あっちこっちの受験体験記などを読んで、評判が良い本を購入しました。
eng-entrance.com
トップはスピードマスターみたいですが、Linuxについてよく知らないところが多いので
いきなり問題をやってもわからないと思い、Linux自体の入門書と教科書の2つを購入しました。
教科書はLPIC試験対策のベストセラーと言われる通称"あずき本"です。
- 作者: 中島能和
- 出版社/メーカー: インプレスジャパン
- 発売日: 2014/01/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
Linux教科書 LPICレベル1 Version4.0対応
- 作者: 中島能和,濱野賢一朗
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2015/06/16
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (4件) を見る
この2つの本は同じ作者が書いているので、相性もバッチリ。
いきなりあずき本を読んで挫折する人もいるみたいなので、この組み合わせがベストかなと思います。
"あずき本"は模試が1試験分付いてくるのですが、それだけだと本試験の対策としては弱いので、
他に問題集を準備する必要があります。
そこで、以下のサイトの問題集を使ってみようと考えています。
ping-t.com
とりあえず、この布陣で試験を受けて、やっぱりスピードマスターがあったほうが良さそうであれば、
購入を検討してみます。
おまけ
Linuxわけわからんちん!なWindows専門の方、いきなり活字のLinux本に入るのにもためらうようなアナタのために
Linux関係のマンガを紹介します。
まんがでわかるLinux シス管系女子(日経BP Next ICT選書)
- 作者: Piro(結城洋志)
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2015/02/19
- メディア: Kindle版
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まんがでわかるLinux シス管系女子2(日経BPパソコンベストムック)
- 作者: Piro(結城洋志),日経Linux
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2015/12/09
- メディア: 単行本
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日経BPさんからの出版で、シェルスクリプトの開設がメインなマンガです。
主人公の名前がみんと
なんですがMint Linux
は特に出てきません。アレー?
なにげに谷町先輩がいわゆる俺ら
っぽい。
- 作者: 瀬尾浩史
- 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2012/06/27
- メディア: コミック
- 購入: 2人 クリック: 91回
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こっちはもう完全にネタ枠。Linuxへの壁を取っ払いたい方向け
逆にドン引きしそうな諸刃の剣かもしれないLinuxマンガです。
ストールマン御大を崇拝するアナタ、OSSは素晴らしいと宣伝したいアナタならぴったりかもしれません。
とりあえず理沙たんかわいい。