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「呉下の阿蒙にあらず」をモットーにしたITエンジニアの日々

「ソフトウェア開発者の人生マニュアル」は自分にとっての人生マニュアルになりそうな本だった。

ソフトウェア開発者の人生マニュアルという本をよみました。
ソフトウェア開発の勉強方法とかの本かな、と思いきやソフトウェア開発に関係することはほとんどなく、
肩透かしをくらいながら読んでいたらこの本こそが自分の探していた本だ!と気付かされました。

SOFT SKILLS ソフトウェア開発者の人生マニュアル

SOFT SKILLS ソフトウェア開発者の人生マニュアル

どんな本なの?

まず、ソフトウェア開発そのものに関係した話は殆どありません。
タイトル詐欺じゃねーか!というツッコミが来そうですが、ほんとに少ないです。
最後のあたりでおすすめ本のリストにCodeCompleteがあってそういえばソフトウェア開発者の本だったな、と思い出したくらいです。

この本はソフトウェア開発の技術本ではなく、ソフトウェア開発者向けの自己啓発本だと思います。
よって購入ターゲットは成功したいと思っているソフトウェア開発者となります。

この本は大きく分けて、

  • キャリアの伸ばし方
  • チャンスを掴むためのドアを開き、チャンスの奔流を解き放つためのマーケティングの使い方
  • 学び、教えることを通じた知識の広げ方
  • 粘り強さにより火がつく集中力によって生産性を引き上げる方法
  • 体を強化し、美しくする方法
  • 負けない心を鍛えよう

の7部構成になっています。

感想

私はテレビを見ませんが、テレビが大好きな方はこの本はこころが痛くなるかもしれません。
1週間にテレビを見る時間は役40時間、それだけあれば何かアウトプットが作れるのでは?と筆者は語っています。
こういうふうに普段の習慣でムダになっている箇所をどんどん削り、成功するために必要なことに割り当てるべき、というのがこの筆者の方針です。
ただし、休まずに仕事をするな、ではなくある程度の休憩や休暇は仕事の成功のために必要である、とも語っています。

そして、成功するためには自信を付ける必要があり、その自信をつけるためには体を健康に、体を鍛えよう、という切り口でフィットネスの話が始まります。
このフィットネスの話ですが、私ももともとウェイトトレーニングを趣味にしていたので、ある程度の知識は有るのですが、かなり詳しく書かれていると思います。

筆者は33歳で引退した、と何回も書かれますがこの種は不動産投資による不労所得を得たことが大きく、その不動産、金融についても詳細にかかれています。
この金融の話ですが、ソフトウェア開発者はプログラミングという難しいことをやっているのでプログラミングができるなら金融はそんなに難しくない、という切り口で、 金融システムの簡単な説明とお金のしくみが説明されます。

自分はもともと金融システムに関係した仕事をしていたので、ある程度の知識はありましたが実にわかりやすく説明されていました。

印象に残ったところ

第70章の「失敗に正面からぶつかれ」が自分の中で一番影響がありました。
若いうちは失敗を恐れない気持ちもあったのですが、30歳が近づくに連れてどんどん失敗を恐れるようになってきた自分にはとても心が痛く、そして目を覚まされました。

人生7転び8起き、失敗しても最後に成功してしまえばいいんだって気持ちを取り戻してきました。
本書には

これまで伝えた他のどのアドバイスよりも役に立つかもしれない、最後のアドバイスを贈りたい。
ソフトウェア開発者は人生やキャリアで非常に多くの困難にぶつかるはずなので、忍耐力はとりわけ重要だ。

という言葉があり、これは肝に銘じておきたいと思います。

次点として、転職するためには自分をどう売り込むかのマーケティング戦略が重要となる、という話です。
より高い給料が欲しいなら、自分が会社に入りたいです、ではなく会社からぜひウチに!と言われる様になるべき、そしてそのために必要なことをつらつらと書かれていました。
私も転職を考えているので、この章は何回も読み直したいところです。

あとがきを読め!

最初、ザーッと読んだときにイマイチなんでこの知識が必要なのか?・・・と思ったのですが、最後のあとがきのまつもとゆきひろさんの監修コメントを読んで色々と納得がいきました。

「好きなことをして生きていく」事を望む気持ちは痛いほどわかりますが、人が生きていくためには「好きなことだけしていく」訳にはいかないのです。
ほとんどの技術は技術単体では存在価値がないことです。それをアウトプットして初めて価値が生まれますが(以下略)

ソフトウェア開発者として生きていきたいなら、それ以外のことにも目を向けていき、外にたいしてのアウトプットがなければいけない、ということです。

ちなみにまつもとゆきひろさん、最後には

日本の社会にはびこる文化や偏見、思い込みのせいで技術者が成功できないのであれば、日本の社会の方が間違っているのです。
日本を飛び出してもよいですし、日本の社会を変えてしまっても良いでしょう。
私たちにはそれだけの可能性があると思いますし、今こそ私達がもっと成功に貪欲に慣れるチャンスではないのでしょうか。

とコメントされています。

私もより成功に対し貪欲になるべきだなと感じました。

オススメできる?

オススメしたくありません。

何故かと言うとプログラマみんながこれを読んだらみんな出来るプログラマになっちゃって
自分の仕事が無くなりそうですから。

それだけ人生に影響を与える本だと思います。

タイトル詐欺レベルでソフトウェア開発に関したネタは少ないので、他の業界の方でも読んで損はない本だと思います。

ただし、成功しようと思わない方は読まないほうが良いと思います。逆にストレスが溜まるかもしれません。

この本を読んだあとに読みたい本

第69章私の成功本リストで筆者が最も影響を受けた本のが紹介されています。
一部は日本語訳版がありませんが、殆どは日本語版があるので、是非読んでみたいと思います。

特に本書でよく引用されたスティーブン・プレスフィールドの「やり遂げる力」、デール・カーネギーの「人を動かす」、ナポレオン・ヒルの「嗜好は現実化する」、 ロバート・キヨサキの「金持ち父さん 貧乏父さん」は読むと決めました!

やりとげる力

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人を動かす 新装版

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思考は現実化する―アクション・マニュアル、索引つき

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改訂版 金持ち父さん 貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学 (単行本)

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おまけ

Kindle版で買ったのですが、紙の本も買って永久保存しておきたい・・・・そう思わされる本です。